5月31日(水)に本研究所・教職員研修センター主催の教育講演会が開催されました。
今年度もオンライン開催とし、より多くの先生方に参加していただけるよう準備を進めてきたところ、42名の先生方にご参加をいただくことができました。
本当にありがとうございました。
本講演会の講師である山中謙司様(北海道教育大学旭川校准教授)は、昨年度堺町小学校で行われた地域連携研修において、”「主体的・対話的で深い学び」を踏まえた授業改善−子どもたちの学習活動と教師の役割”と題しご講演をいただいており、山中先生の講話を楽しみにされていた先生もいらっしゃったようです。
今回は、”自立した学習者の育成に向けた授業改革”と題し、下記の内容についてご講演いただきました。
○子どもたちに身に付けさせたい資質・能力をベースにした授業改革と学校教育(授業)に おける教師の役割について
○教科における「見方」「考え方」「教科の本質」で作り上げる授業について
○ルーブリックの共有(児童・生徒と教師)による授業単元計画とパフォーマンス課題について
全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと協働的な学びの実現のために、
☆「大くくりの学習問題の設定」によって、児童・生徒は個々の興味や関心等に応じた異なる目標に向けて学習を深め、広げる学びの展開が可能になる。
☆児童生徒は、学習の過程を通して個別の知識を学び、さまざまな知識がつながることで、各教科で扱う主要な概念を深く理解し、他の学習や生活の場面でも活用できるような確かな知識として習得する。
多様性を重視した教育のためには、このような考えが必要であり、「全ての子供たちのウェルビーイングのために」私達は、これからの授業のあり方について真摯に学び、実践を積み重ねていく、という思いを新たにもつことができました。
講演中はチャットでの質問、講演後は口頭による質疑応答が行われ、終了時刻間際まで熱心に学ぼうとする先生方の姿勢に感銘を受けました。
今回教育講演会に参加された先生方におかれましては、ぜひ自校の先生方に今回の研修成果を環流していただき、これからも管内全体で授業改革に取り組んでいく気運を高めていただけたら幸いです。
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