今回は、11月29日に行われた平取小学校 新田先生の授業公開について紹介します。
本時の目標は、「これまでの公式を用いて、複合図形の面積の求め方を考えることができる」、課題を「どうすれば面積の公式を使って求められるだろう」で授業をスタートしました。
新田先生は、まとめを意識して子ども達が思考できるように、「考えを書くときにどんな言葉が使えるだろう」と問いかけ、子ども達からは、「公式」「面積」「縦・よこ」「1辺」「正方形」「長方形」と次々発言があった。このことで、子ども達は、ゴールを見据えて思考を進めることができる点が参観者として勉強になりました。
子ども達は、先生から配付された複合図形をノート上で切ったり、分けたりなど試行錯誤しながら自分の考えをノートに記述していきました
。
思考し始めてからほんの10分程度で、ここまで自分の言葉で言語化していた。他の児童も積極的に書く姿から、これまでしっかりと継続して指導して来たことがよく分かりました。
その後、小グループで自分の考えを交流する場面でも、子ども達の主体的で積極的な学びに向かう姿が見られました。
このグループでは、一人ひとり発表している間「そうか」「ああ」など共感を表す反応があり、とても心理的安心感の高い交流が行われていました。
上のグループは、当日欠席した2名の児童とオンラインでつないでの交流。とてもスムーズに違和感なく交流ができていました。
最後に、それぞれのグループで出てきた面積の求め方を発表していたが、これは挙手やグループの代表を決めるのではなく、新田先生が机間指導での様子から、あえて発表させる児童もしたことが、とてもいいと思いました。
この授業公開では、日常的にしっかりと子ども達に数学的思考方法や学び方を身に付けさせることで、授業に対する子ども達の積極性や主体性を伸ばし、「算数の授業が楽しい」「考えること・分かることが楽しい」の実感を伴う学びができる児童になると、実感できた授業公開でした。
新田先生、平取小学校の皆さん、ご協力ありがとうございました。
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