1月13日(金)に新ひだか町立つ三石中学校でNIE教育の研修講座が行われました。13名の参加がありました。ありがとうございました。
「誰にでもできる!新聞を教材化する6つの技術」という研究テーマで、千歳市立泉野小学校教諭 矢島勲様(日本新聞協会認定NIEアドバイザー)が講義・演習を行いました。
講義の中では、国語、道徳、社会科における教材開発に取り組んでこられたことから、新聞を教材科する6つのポイントを整理し、6つの手順で道徳の模擬授業を体験しました。
①教材に分ける
②トリミング(切り取る)
③マスキング(隠す)
④組み立て(意外性・驚く・感動など)
⑤補う(不足している素材を補う)
⑥身近に引き寄せる
新聞を活用して、どの子も参加できる授業づくりを目指して主体的に楽しく学ぶことができた講義・演習になりました。
講義・演習後には、「新聞に親しむ小学校での実践」のテーマで、日高町立厚賀小学校 遠藤 真紀教諭の実践発表を行いました。「総合的な学習の時間」の見直し、ICTの活用、地域活動で新聞を活用した環境づくり、授業づくりの実践を紹介いただきました。
NIEの教育効果を高めるためには、新聞に親しむ環境づくりや新聞を活用する狙いと育成したい資質・能力を関連付けたりすることも重要ということが分かりました。
結びに北海道教育庁日高教育局 義務教育指導班 指導主事 廣瀬 崇 様に指導助言をいただきました。
参加された方々からのアンケートには
○道徳の模擬授業を受けさせていただき、NIEを活用した授業を体験できました。自分 で受けていて「楽しい」「気になるな」などと思える授業だったので、このように授業 だと子どもたちの関心を引きつけられるのかとかんぎました。
○実践を見させていただき、子どもの読む力やまとめる力につながる学習の仕方が、とて も勉強になりました。
○新聞の記事に感銘を受けて、考えに変化が生まれる例について、学力のみでなく、こう した学びにつながることが良さのひとつだと考えました。
○厚賀小学校の実践発表は、教科の枠を超えて実践の参考になるものが多く、役立ちまし た。
今後とも日高教育研究所・教職員研修センターの事業にご理解・ご協力をお願い致します。
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