令和6年度研究主題
<研究主題>
『主体的・対話的で深い学び』の視点を取り入れた授業改善
~「パフォーマンス課題」と「ルーブリック」を取り入れた
単元計画をデザイン 〜
<研究仮説>
1 身につけた知識および技能を活用・発揮する場面を単元構想の中で意図的に
設定することで、教科間の資質・能力が構造化され、「主体的・対話的で深い
学び」を達成する授業改善が実現できるであろう。
2 単元を見通したパフォーマンス課題を設定し、ルーブリックの作成と提示を
することによって、「思考・判断・表現」「主体的に取り組む態度」を適切に
評価することができるであろう。
研究のねらい
と
研究の内容
<今年度の目指す子どもの姿>
1 学ぶことの必要性を感じ、学ぶことの楽しさや興味関心を持ち、学習活動に向かう姿
2 学習活動を通して自らの成長を自覚し、新たな価値を創造しようと取り組む姿
<今年度のchallenge>
単元の中でどのように主体的に学習に取り組む態度を育成する・見とるかを軸に授業実践
<主体的に学習に取り組む態度の定義>
1 入口の情意から出口の情意へ→教科の中身に即して形成される態度や行動の変容
①単元計画の後半部分に『記録に残す評価』を実施
②長期的な単元に重点を置く(問いと答えの間が長く、試行錯誤の機会を伴う)
2 自らの学習を調整する側面
①自らの理解の状況を振り返る場面への発問・活動
②自らの考えを記述したり話し合ったりする場面
③他者との協働を通じて自らの考えを相対比する場面
★これらを踏まえて…
①ドラマ性のある単元・場面に重点→『単元課題』や『活用場面』
②適切な評価場面を設定→『指導に生かす評価』と『記録に残す評価』
③2つの側面を意識した学習内容・単元内容
※『指導に生かす評価』と『記録に残す評価』(令和3年度の研究主テーマ)
①指導に生かす評価:児童生徒の学習状況を適宜把握して指導に生かす
(評価による児童生徒の学習意欲の向上や以降の単元計画・指導の改善に活かす)
②記録に残す評価 :児童生徒の学習状況や理解・定着状況の記録を取り、
総括の資料とするために蓄積する
➡︎記録に残す場面の精選、つまり評価計画がより一層重要となる。
・・・「評価疲れ」から「意味のある評価」へ!
目指す子どもの姿
(8つの視点)
1 学習課題を理解し、学ぶ目的を明確にして取り組んでいる姿
2 十分に思考し、自分の思いや考えを書いたり、伝え合ったりしている姿
3 つまづきを解決するため、安心して質問をしたり、友達どうしで学びあったりする姿
4 お互いの発言や学習内容を関連付けて、自分の考えを広げたり、深めたりする姿
5 お互いの思いや考えを尊重しながら、聞いたり話し合ったりしている姿
6 お互いに交流する際に、視点を持って参加している姿
7 教師や互いの評価を意識せず、自分の思い考え発言する前向きに授業に参加する姿
8 学んだ内容や学び方を振り返り、自分の成長を自覚している姿