１１月２８日（金）、研修講座兼日高へき地複式教育研究会兼えりも町教育向上推進委員会公開授業がえりも町立笛舞小学校3・4年生学級（新田英樹教諭）において実施​されました。 スプレッドシートやロイロノートを用いて情報の共有（他者参照）を図るなど、ICTが効果的に活用されています。 3年生。等分母同士の引き算です。問題文中の「ちがい」というキーワードに授業者が注目させると、引き算で解けることに児童から気が付きました。 4年生。具体物を用いて課題（面積の公式の活用）に挑戦中です。 3年生も個人で思考中です。具体物に書き込んでいます。 その後、互いの考え方を擦り合わせて一つにまとめました。 4年生も思考の交流に移りました。この後、どこで図形を分けると計算しやすくなるか再検討に入ります。 授業後の研究協議の様子です。授業の成果と課題を振り返り、より一層の授業改善に向けて活発な意見交流を行いました。 参加された皆様、お疲れ様でした。

10月31日(金)に河野泰知協力員による研究授業(小4算数　面積)が行われました。 単元の1時間目にパフォーマンス課題「複合図形の面積を求めて、説明しよう」が提示され、ゴールを目指すための単元計画に基づいた学習活動の流れが教室に掲示されていました。このことは、子どもたちが主体的に学習に取り組むためには重要な手立てであることを、意欲的に学習に取り組む子どもたちの姿から感じることができました。 見つけた方法を使って友達に説明する場面では、自分の考えをお互いに説明し合う様子が見られました。このような「深い学び」につながる協働的な学びの場面において、お互いの考えを比較し、「共通したこと」「異なること」を 見い出す等、活動の視点を確認することは大事なことです。 教師が解説するのではなく、子どもたちの気づきや発想をファシリテートしていくことで、子どもたちに育てたい資質・能力の育成に迫っていくことができる…そういう授業を目指していきたいものです。 話を聞く姿勢、課題解決に向けて集中して個人思考する姿、面積の求め方をノートにまとめるときの型の定着等、日常授業での

１０月１４日（火）に佐藤健太協力員（えりも中学校）による研究授業（中１数学　比例・反比例）が行われました。 本単元では、佐藤先生が作成した「学びのプラン」というものを生徒と共有し、単元全体の見通しを持った状態で学習に取り組んでいました。 授業では、2時間続きの1時間目という前提で課題を確認したあと、課題解決の時間が子どもに委ねられていました。 ５０分を通して、生徒一人一人が課題解決のために主体的に活動している様子が見られました。一人で解決したい生徒、友だちと学び合いたい生徒などそれぞれの学び方を選択できる良さもありました。 事後研では、 ・子どもたちが主体的に活動できる時間だった。 ・課題に対するまとめが指導事項を抑えきれていなかった。 ・子どもたちからもっと声を引き出したり、本時でどこまでまとめたいのかを共有しても 　良いのではないか。 ・対教師とのやりとりが目立ったため、活動の途中に一度全体で確認できる場があれば 　良かった。 という意見がありました。 研究授業に向けて、指導案作成や教材研究等を所員と共に熱心に取り組んでくださった佐藤先生、本

令和７（２０２５）年１０月２１日、新冠町立新冠中学校を会場に、研修講座（算数・数学教育）兼日高管内算数・数学教育研究大会が開催されました。 〇題材名：「比例と反比例の活用」 〇授業クラス：新冠中学校１年Ｂ組 〇授業者：新冠中学校　上井大知　教諭 〇授業テーマ：学力差のあるクラスでも、応用問題に取り組める授業設計 〇本時の目標：変域を用いて、動点Ｐと三角形の面積の関係を、表・式・グラフで表現できる。【思考・判断・表現】 問題把握の場面では、ＩＣＴを活用して、実際に点Ｐが動く様子を映し出し、生徒に問題をイメージしやすくしていました。 生徒が本時までに作成していた「まとまり振り返りシート」を活用し、既習事項を確認しながら、個々に問題を考えていました。また、表・式・グラフの中から自分が考えやすい方法を使い、答えを導こうと試行錯誤している姿が見られました。 変域について考える必要があると考えていた生徒は少数でしたが、交流を通して理解を深めている生徒の姿が多く見られました。 公開授業後の協議では、生徒が変域を考える方向へ導く方法の議論がされていました。...